04583-161113 グリーン車のSuica表示は緑か赤か
電車関連の知識豊富な学生から、グリーン車は座席が左右2列ずつで前後の間隔も広いと教わり、初めて在来線グリーン車に乗ってみました。うん、確かに広い。
それよりshio的に気に入ったのがSuicaでの乗り方。
iPhone 7 PlusのSuicaアプリでグリーン券を購入して乗車します。駅のホームでグリーン車が停車する位置周辺にもグリーン券を買える券売機が常設されていますが、カード型のSuicaを物理的に挿入する方式。Suica機能をiPhoneに入れて使う場合は、アプリでグリーン券を購入します。
アプリでの購入は簡単。iPhone内にてApplePayで完了。購入した後、無反応なので戸惑いましたが、グリーン券を買った、という情報はSuicaアプリ(とWallet)に入った模様。
実際にグリーン車に乗ってみると、各座席の天井にSuicaの端末(タッチするセンサー)がある。空席は赤、乗客が座っている場合は緑に点灯するので、赤が点灯している座席に着席。と言ってもshioが乗った車両はほとんどすべての座席が赤でしたので、ゆったり。乗ったらそのセンサーにタッチすると赤から緑に変更されました。座っていると緑に点灯するのですね。さすが「グリーン車」?
この赤と緑、逆な気がします。例えば飛行機のトイレで「vacant」は緑、「occupied」は赤ですよね。信号は往来する人に向け点灯するものだから、空席なら緑が点灯して「空席です。着席できます(vacant)」を意味し、着席してSuicaをタッチすると赤に変わることで、他の人に「ここには先客がいて座れません(occupied)」と通知するのが筋でしょう。現在の赤と緑が逆なのは違和感を覚えます。まさか本当に「グリーン車」だから座るときに点灯するのが緑、なのかしら?
最初に乗った時、ほぼすべての座席が赤に点灯しているので、(座席後方から乗り込んだため座席に人が座っているか否か見えなかったこともあって)ほとんど満席なのかと感じましたが実際は車内ガラガラ。赤と緑、社会的に共通な意味を持っている色は、その通りに使って欲しい、と感じます。
さらにこれだと赤緑色盲・色弱の人には全く意味がわかりませんから、2値を表すなら点灯と消灯を使う方がさらにユニバーサルなデザインでしょう。
ともあれ、Suicaを使って簡単に乗車できるグリーン車、素敵です。席を移動するときは、次の座席でタッチするだけでOK。また、グリーン券を購入した区間の同一方向で複数の列車を乗り継ぐ場合には、降りる前の座席でタッチして、次の列車の座席で再びタッチすれば乗れるそうです。よくできています。
海外からのお客様が増える昨今、赤と緑は逆にした方がいいし、点灯と消灯ならなおいい、と感じました。それとも何か特別の意味があるのでしょうか。やはり「グリーン」車か?
By 塩澤一洋, Kazuhiro Shiozawa on November 23, 2016.
Exported from Medium on May 2, 2017.